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タイトル名 |
リクルート |
レビュワー |
TANTOさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2004-10-11 00:37:53 |
変更日時 |
2004-10-11 00:37:53 |
レビュー内容 |
いまだかつてここまで味を出すアル・パチーノを見たことがなかったです。 Ice9のデータを持ってきたクレイトン(=コリン・ファレル)に銃を突き付けられながら、「ザックは死んでない、言っただろう、全てはテストだ。何ならいまからザックに会いに行こうじゃないか。」・・・そう語るバーク(=アル・パチーノ)にオレは完全に騙されました。もしオレがクレイトンだったら間違いなく彼を信用してしまい銃を下ろしていましたでしょう。 ラストもまさに圧巻でした!コンピュータからの声を聞いて駆けつけたと思った警官達の目の前で自白するようにはめられたバークの姿はほんとに言いようのないぐらい、良い意味ではないのですが、しびれました。 オレはこの映画のCMとか予告編とか見てなかったから余計良かったんだと思います。紅蓮天国さんもおっしゃってますが、穴があるとわかっていて落ちるのと何も知らずに落ちるのとでは大きな違いです。 正直映画の中盤まではあまり入り込めない所がありました。ファームの訓練も明らかにやりすぎなところとかあったし、少々現実味にも欠けていました。でもそれが後半、うまく布石になって働きました。というのも、こういう映画を観れるぐらいめちゃくちゃ平和ボケしてる人達の固定観念を崩すには、これぐらいでちょうどいいと思ったからです。オレみたいに予告編とかを見てない人ならほとんどは後半で何が真実かわからなくなったのではないでしょうか?そう言う意味で、映画としてはこのぐらいの描写があって十分だと感じました。
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