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タイトル名 |
コクリコ坂から |
レビュワー |
コナンが一番さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2011-07-20 12:44:51 |
変更日時 |
2011-08-23 12:47:42 |
レビュー内容 |
う~ん、合格点ですね~ 昭和の臭いがプンプン(演出という意味で)、前半は意味不明ぎみの退屈な展開で、どうなることかと心配しましたが..後半は、期待以上に盛り上がり、映画として楽しませてもらいました..海の心情表現が良かったかな..なぜ避けるような態度をとるのかストレートに聞くところや、兄妹と告げられた時の落ち込みよう、その後無理に毅然とした態度で振る舞う様子とか..逆にツッコミどころは..池に落ちた後、なぜ海だけ駆け寄る?俊はなぜ海の家の前でバッタリ出会ったの?その後の展開では帰り道ではなかったようだし..北斗の壮行会になぜ俊たちが?写真を見せるための強引な設定か?言えばきりがないが、せめて辻褄を合わせてほしいところ..全体を客観的に評価すると、作中、色んなことが語られ、それぞれ伝えたい意図があるのだろうけど..中盤からラストの展開を観れば、やはり物語の中心は、海と俊の恋物語!..それ以外はおまけであり、おまけでなくてはならない..何が言いたいかと言うと、恋物語に色んなものを詰め込みすぎです、主人公と恋愛模様にもっとウェイトを置くべきで、青春群像劇だったら、あのクライマックスはいらないし、恋愛物語には、恋いに落ちる過程が必須、必然性と説得力も重要..ようするに中途半端です、そして宮崎駿に青春群像劇は描けても、恋愛物語は無理..(もっと上手い創り手はゴロゴロいるし、ハウルのコケっぷりを忘れてはいけない..) 宮崎駿の才能は、“冒険活劇” (カリ城、コナン、アルバトロス) や “奇想天外なファンタジー” (トトロ、千と千尋) でしか活かせないと思う..最後に、どうして吾朗なの?鈴木さん?他の監督なら、もっと面白く、もっと上手く演出できたかもしれないのに..本人は、リアリティを出すための、自然な演出だと思っているのだろうが、登場人物の細かい演技、仕草が不足している..映画は、所詮、演じて “なんぼ” です!芝居であり、劇映画であり、観ている者は演ずる者に共感し、引き込まれ、感動するのです..そこを忘れてはいけない..吾朗に一言、父親に脚本書いてもらって、監督するなんて..甘えるにもほどがある..脚本が書けない、演出の素人、もう監督(世襲制)をやめて頂きたい..チャンスに恵まれない、才能ある他の監督達が可哀相だ... |
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