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タイトル名 |
リバティーン |
レビュワー |
six-coinさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2006-05-01 16:23:57 |
変更日時 |
2006-05-01 16:23:57 |
レビュー内容 |
奇人変人を演じさせたら、ジョニー・デップほど強烈にキャラクターを演じられる人間もそうは居ない。自由奔放に生きながら、彼の姿勢は単なる反権力ではなく、純粋な芸術探求への渇望であったのだろう。その渇望が満たされたとき、自分自身が救われる。それだけを信じて、梅毒に侵され権力の座を奪われても救いを求め苦しみ続けた彼は、別に国を嫌っていたわけでもなく、王政転覆を目論んでいたわけではない。・・・・・・「舞台でもセックスでも、芸術は、国の退廃の象徴ではなく、純粋に芸術のための芸術たるべき」芸術を愛し、芸術を育て、肉体的関係を持ち、そして滅んだ彼の姿勢からは、そんな意固地なわがままが見える気がした。 |
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