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タイトル名 |
バットマン ビギンズ |
レビュワー |
おしりはばとびさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2005-06-19 02:29:55 |
変更日時 |
2005-06-19 02:29:55 |
レビュー内容 |
バットマン史上、最もダークかもしれない。両親が殺されたトラウマ、根本的な恐怖が全編に渡って通奏低音となっていて、震えた。”悪”と対峙する主人公が描かれていて、ただのヒーローものに終わらないドラマがあった。悪を知るには悪になる。人は、理解できないものを恐れる。これらのテーマがしっかりしていてヒーローが魅力的になった。悪役の精神科医がこれまた本当に悪そうで、あのマスク本気で怖い。ラストまでド派手なアクションが持続し、車などの小ネタもちりばめて飽きさせない。音楽も地味ながらハンス・ジマーの悲しげなメロディーが盛り上げる。最大の魅力だったのが、幼なじみのレイチェル(ケイティ・ホームズ)。これがまたかわいい。どことなく陰があって、思い詰めた感じ。「人間は中身より行動で見られるのよ」とか、吐く台詞も辛抱ならん!毒ガスを食らったレイチェルを車で助けるシーンはたまらなかった。ストーリーでは”ダークヒーローはヒロインとうまくいってはいけない”という鉄則をしっかり守ってブルースとすれ違うが、ラストで一気に泣かされた。面と向かって、あんなセリフは切なすぎる・・・しかもキスの後に。クリストファー・ノーラン監督、いいぞ!徹底して暗くしたところがすばらしかった。 |
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