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タイトル名 |
リトル・ダンサー |
レビュワー |
envyさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2003-11-21 19:37:11 |
変更日時 |
2008-11-11 21:55:07 |
レビュー内容 |
あのお父さんがすばらしい、一番印象に残りました。アタマの固いガンコ親父、けれど自分の息子にとってどうすることがいちばんいいのか、ちゃんと答えを出している。物事の本質がわかっている人なんだなあ、きっと。「シャイン」のお父さんとは逆ですね。イギリス映画は労働者階級の人々を描いた作品が素晴らしい。サッチャーの政策によって、労働者階級に失業者を増やし、貧乏悲惨系イギリス映画が目立っていたころの作品の中で、これと「フル・モンティ」は私にとって別格です。最初はバレエに反対していた父さんだけど、やがてビリーは一家の、友人、知人たちの希望の星となる。 これはイギリスという階級社会であればこその映画。だからビリーのような何年に一人出るか出ないかの逸材が出現する、ハングリーから生まれるエネルギーは凄い。 願わくば成長したビリーを演じたアダム・クーパーの男だけの「スワン・レイク」のダンスシーンがもっと見たかった。ラストの設定もいいわね。AMPの「スワン・レイク」を踊るということはビリーは世界的なダンサーになったということなのね。よかった、よかった。 |
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