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タイトル名 |
相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン |
レビュワー |
TERRAさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2008-06-08 11:47:41 |
変更日時 |
2009-04-15 16:43:11 |
レビュー内容 |
なんかね~。突っ込みどころが多すぎて……。まずストーリーですが、逆恨みを正当化するような話の運びはどうなのよ? 最終的にはSファイルなる機密文書が公開されてその正当性が示されたにせよ、それはあくまでも結果論であって、誰もSファイルの内容を知らなかった時点では、単に親の逆恨みだよね。右京が「あなたの言うことは正しい。でも~~」ってのはおかしいでしょう。観ていて非常に不愉快だった。あと、あまりにもサクサクと簡単に犯人にたどり着きすぎる。それから、この話の展開じゃ亀山薫要らないよね。チェスを小道具に使ったせいで謎解きに亀山が絡む余地が無くなり、右京の相棒ではなく、ただ右京が動かす駒に成り下がってしまっている。本来、亀山の何気ない一言が右京にインスピレーションを与えて、一気に推理が進展するのがお約束。ところがこの一言を発するのが鑑識の米沢に振られている。劇場版として5作6作と作られてるならまだしも、1作目からこの程度のお約束も守れないようでは……。強引に作ったような亀山の勘として、盤上に模られた棋譜でマラソンコースを連想するのは、あまりに無理がありすぎるぜ~!w そのマラソン大会も、ただたまきさんと美和子(とその他のゲストたち)を登場させるためのものであり、映画だから予算あるし人をいっぱい使ってスケール大きくしたいなぁ程度の扱いで話に関係無い。他にも、倉庫の建物が異常に頑丈なのか、はたまた派手な割りに爆弾の火力が小さかったのか、規模の良く分からない爆発とか、ナンかあっちこっちがチグハグ。演出的にも終盤のテンポの悪さは何とかならなかったのか? あそこで泣かせたいのはわかるが間延びしすぎで逆に冷める。また『相棒』であるなら、ラストは「花の里」で4人がマラソン大会と事件を肴に団欒ってシーンで終わるべきだったんじゃないの? たしかに『踊る~』と比べると遥かに良い出来ではあったけど、やっぱり「映画にするほどのモノかなぁ」って思っちゃうんだよな。観終わった直後に一番印象に残ってたのは、本仮屋ユイカはやっぱり可愛い、の一点だけだったという……。 |
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