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タイトル名 |
イングリッシュ・ペイシェント |
レビュワー |
MAZEさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-09-12 12:29:53 |
変更日時 |
2004-09-12 12:31:47 |
レビュー内容 |
延々と広がる、光と陰のコントラスト。まるで抽象画を眺めている様な、どこか浮遊感を憶える導入部。 ゆらゆらとパラノイアの様に移ってゆく『イギリス人患者』の記憶。それを、ひとつ一つ縫い合わせ、繋ぎ、 一つの“真実”へと作り上げてゆく過程は、何ともミステリアスで美しく、引き込まれてゆく。 悲愴の色で塗り込めた大人のファンタジーは、安楽の最期を迎えることで終焉を成す。 男の不自由な指が差し出したモルヒネは、完成した“愛の記憶”から突き出た棘の苦痛を和らげる 麻酔の様に感じられて胸を締め付けられる。
素晴らしく美しい作品。どんな形でも、愛である事に変わりなく。不浄だとしても、誰も責める権利はない のかも知れない。愛である限り...。
但し私はこの作品...大ッ嫌いだ!!!…す、すっきりした…(冷汗) |
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