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タイトル名 |
ボーイズ・ドント・クライ |
レビュワー |
MAZEさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-11-17 01:47:24 |
変更日時 |
2004-11-17 01:47:24 |
レビュー内容 |
砂糖を軽くすくい上げ、 すり切る。
スプーンの上に残った分がジョン達にとっての「まっとうな人間」なのだ。
じゃあ、切られ、床に落ちた分は何か...
それが、ブランドンなのだ。
どんなに認める人がいようと、愛する人々がいようと...彼らの立場は、まだそんな扱いなのかも知れない。
じゃあ、スプーンの中と床に落ちた砂糖は違うのか?
“同じ”だ。
まったく同じ砂糖。床に落ちようが、払いのけられようが、その甘さに違いはない。
“同じ”成分だ。
悲しいことだが、これは一場面で、今日も世界の何処かで、スプーンの上の砂糖はすり切られる。
残酷すぎる一場面が「ボーイズ・ドント・クライ」だろう。
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