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タイトル名 |
下妻物語 |
レビュワー |
STYX21さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2005-01-04 20:14:16 |
変更日時 |
2005-01-04 20:14:16 |
レビュー内容 |
巷では駄作のことを「糞映画」という言葉で表現することがよくあります。正直、初め本作を知った時、所謂アイドルものの「糞映画」だと思っていました。ただ、あまりにも評判がよかったので、普段なら避けて通る「糞」らしきものを敢えて踏んでみることにしました。ところが、冒頭でいきなり、深田恭子の「ウンコふんじゃった」のセリフ。主演女優自ら、糞映画であることを高らかに宣言するのは、おそらく映画史上初であろう。ある意味、観てる人の大半が「あぁ、やっぱり、糞映画ふんじゃった」という気分になったことでしょう。しかし、それは冒頭だけであって、話が進むにつれて、実は「糞」ではないことが分かってきます。そして見終わると、「糞」ではなく、ただの「泥のかたまり」で中から「砂金」が出て来たような得した気分になります。「糞」も踏んでみなければ分からないものですねぇ。「砂金」をそのままバラまけば誰でも寄ってきますが、それを敢えて「糞」らしきもので包み、踏まなければ「砂金」があるとは分からない。つまり、一見駄作と思える作品も観なければ良作かどうか分からない。これは、監督から、観てもいないのに駄作と決めつける一部の映画ファンへのアンチテーゼであり、反省を促しているのだと、私は勝手に解釈しました(笑)。いわば、映画ファンへの「踏み絵」、いや、「踏み糞」的な映画なのかもしれません(笑)。私も反省と自分に対する罰の意味を込めて、二の足を踏んでいた「キャシャーン」と「デビルマン」を敢えて観たいと思います(笑)。 |
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