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タイトル名 |
ラスト サムライ |
レビュワー |
中山家さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2004-03-29 10:18:05 |
変更日時 |
2004-03-29 10:22:08 |
レビュー内容 |
良く出来た映画でした。が。この映画を、私のナショナル・アイデンティティーと結び付けたがる周囲にちょっと辟易。私が「日本人であること」は、一本のハリウッド映画によって高揚させられたり、打ちのめされたり、自信を持たされたり、影響を受けたりするものではない、と思うので……これを見た人々に「日本人でよかった、と思った?」と聞かれるたび、答えています。「たった一本の映画から、そんな大切な問いに対する答えは出てこない」。多くの人々から「日本人でいて幸せ」とか「サムライ魂を自分のものとして感じた」という感想が出てくるのは好ましいことなのでしょう。でも私の中では、(サムライの血をひく)「日本人である」というアイデンティティーは、「クルーズ版・武士道へのオマージュ」によって持ち上げられて浮かれちゃうほど軽いものじゃない、という気持が強く有ります。点数は娯楽大作としての評価として。
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