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タイトル名 |
第9地区 |
レビュワー |
ロイ・ニアリーさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2010-12-09 14:13:13 |
変更日時 |
2010-12-09 14:13:13 |
レビュー内容 |
ヨハネスブルク上空にあらわれた巨大宇宙船が居座って数十年、故郷に帰れない宇宙人と人間達の奇妙な共生という斬新なテーマで公開前から注目していた。 監督は南ア出身で無名だがプロデューサーはP・ジャクソンということで一定以上のクオリティを期待した。 製作者はそれを否定していると言うことだが、ヨハネスブルクのスラムに隔離された宇宙人と立ち退きを迫る地球人。姿形はグロテスクでエビのようなのだがヒューマニズム?あふれる彼らに対して官僚的で冷淡な地球人の対比が、南アという舞台と現状を皮肉っているように思えてならない。 謎の気体を吸い込んだ主人公が「エビ化」をはじめてしまい、様々な思惑から捕らえようとする地球人との間での死闘が始まるのだが、ここからのヒト型ロボットが登場したりの凄まじい戦闘シーンと血しぶき飛ぶ残酷描写がB級SF然としてきて頭がボーッとしてくる(劇場ではここで何人か途中退場しでいた(笑))。 日本アニメのファンであるらしい監督が本当にやりたかったのはこういう部分か?とも思えるほどの力の入れ様だ。 あまり社会派作品として解釈しようと観ていると戸惑うことになる。ちょっと変わった設定のB級SFアクションと捉えた方が良さそうだ。 |
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