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タイトル名 |
紙の月 |
レビュワー |
The Grey Heronさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2021-09-27 15:39:45 |
変更日時 |
2021-09-27 15:39:45 |
レビュー内容 |
「使い込み」という言葉が流行った昭和48年滋賀銀行9億円横領事件が思い浮かぶ内容。 本作の梅澤は少女時代から「施してやっている(アタシって偉い)」自己承認欲求が強く尚且つ手癖が悪い。 アラサー? アラフォー? になってそこそこの暮らしを送りながら、欲求不満で大学生に手を出して転落してしまう。 普通が一番という事が分からない年頃なのでしょうか。 裕福なお年寄りから巻き上げる手口が胸糞の極みでコソ泥・かっぱらい行為を紙の月とかなんとか飾り立てているのには白けます。 本作MIP小林聡美が梅澤を演じるとふてぶてしさが前面に出てしまうので宮沢りえのキャスティングはナイスであり、彼女が高揚感に包まれてどんどん綺麗になってゆく姿は印象深いものがあります。 ブタ箱で臭いメシを食べる(死語ですか?)姿を敢えて見せなかったのでしょうか。モヤモヤが残ります。 |
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