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タイトル名 |
怒りの葡萄 |
レビュワー |
The Grey Heronさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-06-25 02:52:42 |
変更日時 |
2009-06-25 03:00:04 |
レビュー内容 |
過酷な行程を経て到着した先での過酷な暮らし。支配する者とされる者の現実にぐったりさせられます。そんな中にあっても、キャンディを売った店員、釣りを受け取らなかった運転手、国営のキャンプ場の責任者に人情や誠実さは存在することが意義深く、一家の働こうとする意志に励まされる思いです。それ故に、仮出所中の身で殺人を犯したトムは罪を償うまでは、その決意もご都合主義に感じてしまいました。また、補助、援助、保護、投資を過剰に「施す」事よりも、正直に働く価値を子供に教え、働く場を「整える」事が政治の役目で、過剰に国に甘えずに働いて納税をする事が庶民の役目だと感じさせられました。 |
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