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タイトル名 |
パリ、テキサス |
レビュワー |
永遠さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-07-09 20:01:24 |
変更日時 |
2006-07-09 20:05:32 |
レビュー内容 |
ヴィム・ヴェンダースは監督として、特別な才能があるとは思わない。彼のインタビューなどを読んでも、拍子抜けするほど普通の人で、映画によっては、その才能は凡庸であるとさえ思える。しかし、嗚咽を隠すために受話器の口元を抑える男、顎の先端に流れて溜まる女の涙、抱きつく前に母を試すように横腹に手を当てる息子、左端数センチが折れ曲がっているパリテキサスの写真。そんなところにヴィム・ヴェンダースの、名もなき人々の人生への優しい視線が感じられ、胸が熱くなる。 |
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