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タイトル名 |
スター・ウォーズ |
レビュワー |
anemoneさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2003-12-18 02:04:25 |
変更日時 |
2003-12-18 02:04:25 |
レビュー内容 |
後の世代からあれこれ言われるのはわからなくもないが、少なくとも「スター・ウォーズ」が公開されるまで「スター・ウォーズ」がこの世になかったということを考えるとやっぱりこれって衝撃的だったんだよなぁと改めて思う。今じゃ当たり前のことなんだけど。「レイダース」のところにも書いたけど、やっぱりこれってコロンブスのタマゴ的な存在で、こういう典型的な冒険活劇がほとんど作られてなかったタイミングでぶつけて来たからこそ世界中が目からウロコだったんだと思う。そういう意味では私も熱狂した一人。私は今でも、「スター・ウォーズ」こそアメリカン・ニューシネマを終わらせた映画だと信じている。それはつまり、お金がなくてもスターはいなくてもお客を呼べる映画は出来るぞ、ハッピーエンド以外にも大事なものはあるぞ、と「質」を追求したニューシネマが、究極の娯楽作品の前にあっさり敗退した瞬間でもあった。もちろんニューシネマと平行して走っていたのがハリウッドのオールスターキャストパニックスペクタクル路線だったことを考えると、これ1本で映画界の構造まで変えてしまったジョージ・ルーカスってやっぱりスゴかったんだなあという感動はある。でもね、じゃあこの爆発的なヒットが映画産業を発展させたか?と言われると、決してそうとも言えないような気もするんだよね。瞬発力はあったけど。最近になってハリソン・フォードが、この映画のハン・ソロ役を思いっきりバカにして、「あんな薄っぺらな役はない」とかのたまっていた。この役がなかったら一生兼業大工だったかも知れない人物としては、ずいぶん恥知らずな発言だと思う。 |
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