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タイトル名 |
フェーム |
レビュワー |
anemoneさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2003-12-21 02:10:15 |
変更日時 |
2003-12-21 02:10:15 |
レビュー内容 |
TVシリーズの映画化かと思っていたら逆だったんですね。NY市立芸術高校を舞台に、アーチストを目指す若者たちの青春を描いた佳作。クラシック音楽ばかりでなく、ダンスや演劇、歌やスタンダップコメディまで高校生に教えてしまおうという発想が当時日本の高校生だった私には非常に新鮮で、「絶対、NYに留学する」と言い張り親や親戚から真剣に説得されました。「名声」を夢見る若者たちを活き活きと描きながらも、決して夢と憧れだけではないシビアなエピソードも織り交ぜられ、青春映画としては非常に現実的な視点で描かれていたように思います。アラン・パーカーらしい粒子の粗い暗めの映像で、落ち着いた画像は案外年月を経ても古びないものですね。アイリーン・キャラの歌う主題歌の「いつか私を思い出して・・・」というフレーズがとても刹那的で好きでした。長く心に残る作品だったと思います。 |
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