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タイトル名 |
ディープ・ブルー(1999) |
レビュワー |
anemoneさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2003-12-21 04:18:36 |
変更日時 |
2003-12-21 04:18:36 |
レビュー内容 |
「マトリックス」と同系列、同時公開だったこの作品、実は本当ならこっちがメインだったはずが、フタを開けてみたら「マトリックス」のあまりの人気にすっかりB面扱いになってしまったのは不運としか言いようがない。対抗馬が「マトリックス」でなく、地道に長く公開していれば、口コミでそれなりにお客が呼べたんじゃないのかな、と。単なる海洋パニック物しか期待していなかった私はかなりの衝撃を受けた。とにかく笑いのツボがブラックで良い。遺伝子操作でバカ強くなったサメと闘うのが、あろうことかL.L.クールJ演じるコックさん。フライパン持ってスーパー鮫と対決する姿には泣かされるものがありました。全体的に「ジョーズ」へのオマージュと受け取れないこともないわりに、真剣さを装ったシュールな笑いがツボにはまったというか、コメディとはまたちょっと異質な、腹黒い作品ではありましたよね。で、レニー・ハーリン節炸裂のドンパチも予想以上に派手。何のために出て来たんだか誰にもわからずじまいのアイーダ・タトゥーロとか、これをおバカと受け止められるかどうかで印象はかなり違って来るはず。思うに腹黒く、目線がナナメで、ちょっとシニカルでイジワルな物の見方が出来る人には、最高に楽しい映画なんじゃないかと思います。イエもちろん私のことなんですけどね。 |
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