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タイトル名 |
ディボース・ショウ |
レビュワー |
anemoneさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2004-04-18 02:52:29 |
変更日時 |
2004-04-18 02:54:10 |
レビュー内容 |
コーエン兄弟がセレブの離婚劇?しかもキャサリン・ゼタ・ジョーンズ主演?まさかの組み合わせが予想外にピタリとハマッた、コーエン兄弟初のメジャー作品(笑)これまで微妙に引きずって来た、これが持ち味とも言えるマイナーの影は一挙にナリを潜めたが、だからと言って決して薄っぺらなライト・コメディに走るでもなく、腹黒い笑いはもちろん健在。普通の二枚目に落ち着くことを断固拒否するジョージ・クルーニーのほどよい抜け具合と、したたかなのにどこか憎めない悪女をやらせたら目下ハリウッドに敵なしのキャサリン・ゼタ・ジョーンズの駆け引きが楽しい、大人のための洒落たハリウッド映画。「未来は今」であの「ブルーレターーーー!」に爆笑できた人ならきっとノレると思います。安っぽい仕掛けやありがちなサスペンスを一切排除し、人生の目的をまさに「リッチな暮らし」と定めたシンプルな悪女の憎み切れない可愛さ、対する敏腕弁護士の物質的に恵まれながらも成功した独身中年ならではの寂しさをさらけ出す率直さ、世の中どう考えたって男は女に勝ち目ないのよ、とさりげなく人類永遠の真理を突いたコーエン兄弟ならではの悟りの境地はさすがです。始めから終わりまで、終始一貫「楽しいなあ~」と気分良く見られる作品でした。「未来は今」を見てない方は、予習しておく方が良いでしょう。でもこの作品は「未来は今」を超えたと思います。 ジェフリー・ラッシュやビリー・ボブ・ソーントンなど脇役陣も楽しいけど、主役はあくまでもキャサリン・ゼタ・ジョーンズです。最高です。 |
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