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タイトル名 |
マイ・フェア・レディ |
レビュワー |
おはようジングルさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2003-12-19 18:00:50 |
変更日時 |
2005-08-15 10:06:53 |
レビュー内容 |
シンデレラストーリーという訳で、非常に設定はよく有るパターン。しかし、そこに極上の歌や踊りを織り交ぜるとどうなるか? 更に極上に愛らしい女優を起用するとどうなるか? 更に極上の吹き替えをほどこすとどうなるか? 素晴らしいんです。 ミュージカルでは「雨に唄えば」という非常に優秀な作品も有るのですが、歌や踊りのシーンは「雨に唄えば」よりもこちらのの方が好きです。「雨に唄えば」は非常にコミカルな動きが中心ですが、こちらは派手さは無いけど、古典的な良さの有る雰囲気です。 面白いシーンは競馬場。婦人たちとの会話で、最初は丁寧に喋っているのだけど、ところどころに「ヤッチマッタ」というような発言。徐々にボロを出してしまうイライザが非常に微笑ましく笑ってしまう。とどめは「ケツをひっぱたけ!」。失神している婦人もいました。 メッセージ性もなかなか良いですよ。ヒギンズ教授は、最初は事も有ろうに「賭けと実験」でイライザの教育を試みました。女性を小馬鹿にしていて「男性は偉い」という偏見の持ち主です。ところが最後にはイライザ抜きではいられなくなる。つまりは、女性(イライザ)の存在感を認識したことを意味しています。最後に教授は思い深げに、汚い言葉を使うイライザの録音を聞いていましたね。この描写での僕の勝手な解釈は「正しい言葉」よりも「人の存在感(心)」が大切だというメッセージだと思っています。
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