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タイトル名 |
ジャンヌ・ダルク(1999) |
レビュワー |
おはようジングルさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2004-09-26 11:04:41 |
変更日時 |
2004-09-26 11:28:06 |
レビュー内容 |
リュック・ベッソンの映画は個人的には大嫌いなモノが多いのですが、これは素晴らしい作品だと思いました。 幼い頃のジャンヌは信仰心が強く、無垢で素直な女の子だった。しかし、母親や姉が虐殺されることにより、自分の心の中にある神の存在、神の御心をゆがめて解釈してしまうようになってしまう。自分が神の第一の殉教者と思いこんでしまうのである。 彼女の中にあるソレは『復讐心』であり、神の教えを自分の都合に変えてしまい、気が付かぬうちに虐殺を繰り広げる結果となっていくのです。 奇しくも今現在行われているイラク人のジハードは、正にジャンヌの行いとよく似ているのではないか? アラーの御心に任せての聖戦と唄った自爆テロは、神の導きを勝手に自分なりに都合の良いように解釈して虐殺の理由付けにしている。つまり、虐殺を神の責任として押しつけているのです。 しかし、イラク人とジャンヌには決定的な違いがあります。ジャンヌは『懺悔』の心が有りました。ラストでは自分の行いに気付き、神の使い(ダスティン・ホフマン)に自分の行いを懺悔しています。 これに気が付くのと気付かないのでは天と地ほどの差があるのです。 |
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