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タイトル名 |
ベン・ハー(1959) |
レビュワー |
おはようジングルさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2003-12-21 11:01:51 |
変更日時 |
2004-01-26 17:07:37 |
レビュー内容 |
キリストまでも絡めた壮大なストーリー、CGなしの豪華なフルセット、どうやって撮影したか不思議なぐらいの豪快な戦車戦、個々の場面にマッチした音楽・・・。世間で言われる通り、全てを兼ね備えた一大スペクタクル。 強者が弱者に対する理不尽な虐待・・・。民族間や宗教観の相違による争いや問題点は当時からのテーマである。そして、それに立ち向かうベン・ハーはまさに正義の象徴として描かれる。 メッサラは幼少の頃はベン・ハーと親友関係にあった。ところが、学ぶ環境や生活する環境から、2人の間には深い溝ができる。有る意味、人間は「環境に洗脳されて生きている」のではないだろうか。作品の中でベン。ハーは、ローマの司令官を救うことにより、出世してローマ屈指の剣闘士になる。しかし、その恵まれた「環境」にあまんずることなく、家族のもとへ戻る。その環境に溺れず流されない人物像は本当の勇気を示していると感じた。 故郷に戻ったベン・ハーは母と妹を殺されたと思い、メッサラへの復讐に燃える。復讐は成功するが、後に残ったものは無かった・・・。それゆえに、キリストの最後の言葉である「神よ彼らを許したまえ」はグッとくるものがあった。 |
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