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タイトル名 |
チャップリンの独裁者 |
レビュワー |
あにやん🌈さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2003-12-11 16:18:49 |
変更日時 |
2009-04-15 00:21:32 |
レビュー内容 |
演説を通して人々の心を捉えていったというヒトラー。ならば、その彼の得意技を使って映画で語ってみようというチャップリンの、したたかにして挑戦的なラストシーン。先にヒトラーの演説シーンをワケワカラン言葉とバカげたアクションで演じて笑ってみせた上で、チャップリンの言葉で語られるそれは、この映画が製作された当時の事を考えるとあまりに悲痛な叫びでした。支配され貧困の中にある人、戦場に赴く兵士に向けた言葉。この映画を見た時(もちろんリバイバルですが)には、まだ小学生だった私にも十分に大きなインパクトのあるシーンでした。プロパガンダに対して個人でぶつかっていったチャップリンは、今の時代にあってもなお孤高の偉大な存在だと思います。だけど、今もなお「平和」のための殺戮が繰り返され、彼の言葉が必要な人がいるのも現実ですね・・・。 |
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