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タイトル名 |
グエムル/漢江の怪物 |
レビュワー |
あにやん🌈さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2006-09-03 21:22:26 |
変更日時 |
2006-09-03 22:35:50 |
レビュー内容 |
「これぞ韓国、映画のチゲ状態や~」(映画帰りの南武線の中から友人に送ったメールより)。という事で、今日はグエムルチゲ。メインの材料とダシはもちろん、川から取れたホルマリン風味のぴちぴち新鮮なグエムル。これに家族、米軍、韓国軍、反米活動家、路上生活者、怪しげなウィルス、ペ・ドゥナ萌えなどを混ぜれば、ほーら、甘味と苦味、渋味に酸味、辛味と旨味が複雑に絡み合う映画の出来上がり。混沌とした風味から醸し出される、見終わった後の複雑な充実感に、なんかエラいモン見てしもたわぁ!と興奮する事請け合い。いやいや、お見それしました。なんかいろんな要素がごった煮になってて、一筋縄では行かない状態なのがとても面白いです。これ、取り沙汰されてる反米とか反政府って、ちょっと違うかな?と思いますし。米軍も政府も反米も全部まとめてゴタゴタと煮てあるだけ。家族愛だって、どんな愛のカタチよ?みたいな世界だし、ラストはあんなだし。グエムルは韓国の人々の日々の不安をいっぱい色々象徴して家族を襲いますが、それって中身は違えど感覚は世界共通。だから怪獣映画の本場やモンスター映画の本場ではないところから、こういう映画が出て来たって事がとても新鮮な驚きでしたし、こんなパワフルである種バカだけど、中身もしっかり詰まってまっせ、という映画が生み出せる事も、なんか凄いなぁ、って。うーん、脱帽。 |
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