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タイトル名 |
おっぱいバレー |
レビュワー |
あにやん🌈さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2009-04-25 22:58:03 |
変更日時 |
2009-04-26 01:32:57 |
レビュー内容 |
このテの映画に対して甘い私にしてはこれでも低得点な方ですね。うーん、笑いのシーンは冴えてるんですが、シリアスなシーンがもうベタベタでセンス古くて。クライマックスの惨敗シーンでの「歌をバックに延々スローモーション」なんて、『ごっつええ感じ』で仇討ちをしようとする母娘が返り討ちにあうコントのまんまですがな。今時それをマジでやっちゃってるんだから・・・。ラストの電車の窓から外を見ると、なんてのもどんだけベタなコトやってんのよ、と。後半のマイナス展開の原因も大昔の少女マンガみたいでイライラするばかり。発想の面白さに対してなんのヒネリもない凡庸な料理をしちゃうっていうの、このところの邦画の大きな欠点です。あと、これ見よがしに時代モノで画面を彩ってるのですが、そこまでしちゃうと逆に考証的に微妙な感じがあって。1979年だとポストや電話ボックス古過ぎ、マディソン・スクエア・ガーデンのバッグが流行ったのはその3年ほど前まで、ハデなウィンカー付きチャリは7~8年前、みたいな(ついでに、ポスターにあったタイプのB級モンスター映画は75年が限界ですね)。まあ70年代でひとくくり、細かいコトは気にすんな、ってレベルなんでしょうけれど、当時をクッキリ覚えてる世代には、そのチグハグさ加減が気になりました。若い時って2年違うだけで時代ごと違うくらいの感覚だったりしますからね。肝心のバレーの試合シーンがいい加減もいいところで、子役達の演技も未熟さが目立って、だけど教師の成長物語や笑いのシーンでの独特な間合いの面白さ、それに日本のいい風景が沢山描かれていて、欠点が目立ちながらも、なんだかんだ不満感じつつも見終わった後はワリと楽しめたかな、って映画ではありました。 |
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