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タイトル名 |
くもりときどきミートボール |
レビュワー |
あにやん🌈さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2009-10-15 19:29:34 |
変更日時 |
2009-10-15 19:29:34 |
レビュー内容 |
意外な面白さでした。水を食べ物に変える発明をした科学者のドタバタ話、荒唐無稽な、かなりムリな設定の上に立っている物語ではあるのですが、空から食べ物が降ってきたらいいな、っていう子供心をくすぐるような夢のある映像と、飽食の先にある恐怖とがきっちりと表現されていて。ゼリーでできたお城や、アイスクリームが降り積もった街のワクワクする感じのビジュアルの一方で、パスタの竜巻、空から次々に襲いかかる巨大食物、クズとして積み上げられた残飯の山の決壊シーン等、後半は凄まじいディザスターワールドとなっていて、パニック映画ファンの私も大満足の逸品。3Dの立体感も、他の3Dアニメよりも飛び出し方向が強調されている感じで3Dを楽しめる作りになっています。父親との確執がいまひとつキレイに流れていない(ジミな釣具屋とダメな発明と、それぞれを最終的にちゃんとケリを付けて肯定しきってません)のと、最終的に北半球全域、『デイ・アフター・トゥモロー』クラスの大災害をもたらした事に対する反省がゼロ、っていうのがひっかかってしまいましたが(あと、食物アレルギーに対する無神経な描写も)、夢があってスケールの大きなファンタジーとして存分に楽しませて頂きました。 |
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