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タイトル名 |
幸せはシャンソニア劇場から |
レビュワー |
あにやん🌈さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2009-10-15 19:48:22 |
変更日時 |
2009-10-15 19:48:22 |
レビュー内容 |
シャンソンに彩られた古き良きパリ、古き良きフランス映画の世界。ヌーベルバーグ以降のグチャグチャした作家性の強いおフランス映画ワールドではありません。街に夢を甦らせてゆこうとする人々の姿が美しく楽しく、人情話が感動的で、ああ、これこそ映画の夢、フランス映画に求めてるのって、こういう感覚だよねぇ、って。だけど、クライマックスで感動を作り出そうとするあまりか、無理に波乱に富んだドラマティックな展開にしてしまった事で逆に夢を醒ましてしまった感があります。そして、その展開はフランスを襲ったであろう大戦の傷をも回避してしまうという都合のいいものでもあって。終戦後まで描いてしまったら、当然そこを気にしてしまいますって。巴里祭で終わらせれば十分だったハズなのに、なぜあの蛇足感たっぷりな暴力と贖罪の物語にしてしまったのやら。そこまでは今年のベスト?くらいに映画を楽しんでいただけに、腑に落ちず残念。役者は皆、愛すべきキャラにまで昇華されていただけに惜しいです。 |
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