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タイトル名 |
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [前編] 始まりの物語 |
レビュワー |
あにやん🌈さん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2013-09-25 20:22:13 |
変更日時 |
2013-09-25 20:22:13 |
レビュー内容 |
【マミる】頭が無くなる事。首が取れた状態。残酷な死に方をする事。『まどか☆マギカ』の登場人物、巴マミの最期に由来。 ・ ・ ・ このテの「メタもの」って私にとって大抵イラつくシロモノになってます。テレビ放映時には5話目まで見て「コレ嫌い」って挫折しました。
決して新しくはないです。つまりは『ウォッチメン』『ダークナイト』『キック・アス』『スーパー!』などの同類。アレの魔法少女バージョン。そしてそれらを私がそんなに~全く楽しめないのと同様、これもまたあまり楽しめるモノではありません。
空疎で生気を失った無機的な世界でドロドロとした感情がうねっている、そんな話。 現実感のない魔法少女ものの設定の中に生々しい感情や暴力や死を持ち込みジャンルを現実的視点から解体・再構築しているわけですが、メタものの多くが批判的視点を持つがゆえか、暗い、陰鬱な色になりがちで、この作品も終始陰鬱です。 でも「リアル」はもっと楽しいものでもあるわけで、このトゲトゲした、あるいはおどおどした少女達の極端な「リアル」はメッセージのための生という息苦しい枠にパッケージングされているような感じで。
そんな中で輝きを放つのが魔女の作り出す結界。作品内で最も魅力的な空間。美術的に独特のセンスを持って大変に面白く、ここだけで見る価値が十分あったりします。が、それもメタ化のための道具だと思うと(むしろ現実よりも悪である側の世界の方が明るく生き生きとしているという皮肉)なんとももったいない話で。 マミさんが早々に退場するのももったいないですが(笑) このビミョーなデザインの世界で個人的に魅力を感じたのは彼女だけでしたからねぇ。
ダークなアニメに魅力を感じられるほど、おっさん心と時間に余裕がないのかな。 |
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