|
タイトル名 |
複製された男 |
レビュワー |
あにやん🌈さん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2014-08-12 21:26:44 |
変更日時 |
2014-08-12 21:26:44 |
レビュー内容 |
ええ、なんの予備知識もないままSFかミステリーだと思って見ました。映画も半ばを過ぎたあたりでしょうか、これってもしかしてそういう映画じゃないんじゃね?って思い始めたのは。ハッキリしたのはかなり経ってでっかい蜘蛛が街中をゆっくりと移動するロングショットを見てからですが。
不条理劇なら不条理劇って最初からそう言ってよ、って思いつつ、それなりに考えてみました。 そもそも男は別の存在ではなくて1つの人格を表していて、で、ラストシーンから遡って考えてみると実は教授の方ではなくて役者の方が本体。同じ内容の講義やブルーベリーのあり方から見ても。蜘蛛が欲望の引き金となっていて、その蜘蛛が象徴するところは女性。女性に対する欲望、その自制心と好奇心との葛藤がやがて彼を深い闇へと誘ってゆくのです・・・みたいな風に理詰めで考えちゃうとあちこち矛盾する箇所が出てきたりして、まあ、つまりバカには判らん、って突き放されたようなモンで。
でもね、正直なところ「じゃあもう一度」って見直したい映画ではなくて。街の風景に不安を煽る音楽がグワーンゴワーンって流れてる、ってのを延々繰り返してるソレを見て楽しいか?って。エッチな映像がないこたぁないですが。90分の映画なのに体感時間3時間くらいの映画ですよ。 バカはバカなりに「つまんなかったー」「眠かったー」ってここに正直な感想を記しておこうと思います。 |
|
あにやん🌈 さんの 最近のクチコミ・感想
複製された男のレビュー一覧を見る
|