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タイトル名 |
アメリカン・スナイパー |
レビュワー |
あにやん🌈さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2015-02-22 00:24:43 |
変更日時 |
2015-02-22 00:24:43 |
レビュー内容 |
イーストウッドの映画はいつも簡潔。ただそこにあった戦争を描く、それだけ。 そこには政治や国家や思想の姿も見えず、見えるのは人間だけ。正解なんて無くて、人間同士が殺し合いをしているという現実があるだけ。 子供が人殺しをしようとする現実、その子供を殺す現実。 160人を殺し英雄となった現実、その英雄を殺したのは、イラク人ではなくアメリカ人だった、それも現実。
果てる事のない戦いの中にはためく星条旗、その積み重ねられた歴史の背後にあるのは英雄達の築いた栄誉なのか、それとも戦争の名の元に失われていったものの悲劇なのか。
そこに答えを求めたところで、答えなんて元からありゃしません。
エンドロールの無音部分に、どんな音が聴こえたか。この映画にもし正解や答えがあるとするならば、その音の中にあるのかもしれませんね。この映画を見た人、個々人の中の答え。 |
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