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タイトル名 |
キャリー(1976) |
レビュワー |
あにやん🌈さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2003-12-01 14:14:04 |
変更日時 |
2009-06-19 01:09:36 |
レビュー内容 |
どっすん!と場内全体が数センチ飛び上がって、一拍置いて爆発するどよめきと笑い。当時、それまで静かだった1300人ほぼ満席の劇場内がラストシーンで大騒ぎ状態に陥ったのを、今も鮮明に覚えています。さて、この映画、キング作品の映画化の中では原作を越えている数少ない作品だと思います。原作は、ちょっと構成に凝り過ぎて、登場人物に感情移入できるような形になっておらず、物語として弱かったのですが、映画はストレートにキャリーの悲しい生涯を追い、デ・パルマの凝りまくり映像が、文章では到底敵わない情感を描出しています。陰惨な展開とは裏腹な美しい映像に魅了され、キャリーの悲劇に胸を締めつけられ、そして最後に椅子から垂直上昇、と。デ・パルマ侮り難し、と思った最初の映画でした。 |
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