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タイトル名 |
武士の一分 |
レビュワー |
トトさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2007-01-11 08:15:24 |
変更日時 |
2007-01-11 08:15:24 |
レビュー内容 |
山田組の常連である名バイプレーヤーの笹野高史が中間役として良い味を出していますね。彼のおかげでこの作品はうまくバランスが取れたように思います。木村拓哉の演技はそんなに悪くないと思いましたが、ここまで分かりやすくしなくても…と思うくらいのベタというかあざとい人物設定が目立つのが気になります。おそらくかよを「まあまあよいではないか」と帯でグルグル回したであろう島田藤弥がその最たるもの。末席の武士生活を描くためではないと思うが、いわゆる「時代劇の悪代官」そのまんまでどうにかならないかと思いました。 離縁したかよと復縁するのも脚本的に甘く感じました。復縁しないほうがより深みのある物語になったはずだし、復縁するのであれば「飯炊女」という台詞だけ残して姿はみせなくても良かったのでは?飯炊女がかよであることは明白なんだし、それを新之丞が涙を流しながら食べている場面で終了…なんて良いと思うのだが。丁寧に作られた作品なのでもう少しこなれた脚本であればと残念に感じました。 |
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