みんなのシネマレビュー
百日紅 ~Miss HOKUSAI~ - イニシャルKさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 百日紅 ~Miss HOKUSAI~
レビュワー イニシャルKさん
点数 7点
投稿日時 2016-10-08 16:08:05
変更日時 2016-10-08 16:58:14
レビュー内容
葛飾北斎の娘 お栄と周囲の人々の日常を描いた原恵一監督の時代劇アニメ。「ドラミちゃん アララ♡少年山賊団」や、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦」で戦国時代を描いていた原監督が江戸時代をどう描くかに興味があったのだが、原作である漫画(未読)のファンという原監督の丁寧な演出で、アニメでありながらもその時代の空気感を大切にしていて、しっかりと江戸の文化や情緒を感じられる映画になっているし、登場人物たちのやりとりや会話が見ていて心地いい。葛飾北斎が登場する映画というと新藤兼人監督の「北斎漫画」を思い出すが、本作は(原作が違うからか)「北斎漫画」とはだいぶ違う描かれ方をしていて、お直が病弱な子供に設定されているなど「北斎漫画」を頭に入れて見ると若干の戸惑いも感じなくはないが、それでも「北斎漫画」とはまた別の印象が残るのが良いし、北斎とお栄はじめ、登場する江戸の人々にとても魅力を感じることができたのも良かった。ストーリーとしてはエピソードの羅列に終始していて、この点はテレビシリーズでもよさげな感じなのだが、視覚や聴覚だけではなく、五感のほかの部分でも江戸の空気を伝えようという試みはあにやんさんも書かれている通り、挑戦的であるし、同時にすごく映画的な試み。そのために盲目のお直の存在が本作の中では重要で、彼女の目線を通して、映画を見ているこちら側も触覚、味覚、嗅覚という本来映像では伝わらない部分を想像して、江戸という街を感じることができる。これはじゅうぶんに成功していると思うし、まさに映画だからこそできる表現。最初のほうでお栄とお直が橋の上で行きかう人々を見ているシーンはそのうえでかなり重要なシーンだと思う。雪の積もった茶屋の前でお直が子供と遊ぶシーンも美しく印象的だった。
イニシャルK さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-03-16残穢 -住んではいけない部屋-66.00点
2025-03-09仄暗い水の底から54.41点
2025-03-02リング0 バースデイ54.10点
2025-02-23リング232.83点
2025-02-17らせん32.68点
2025-01-26ドラゴンボール超 スーパーヒーロー66.40点
2025-01-22電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー<OV>66.00点
2025-01-13五番町夕霧楼(1980)55.33点
2025-01-05五番町夕霧楼(1963)87.00点
2024-12-24仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ66.50点
百日紅 ~Miss HOKUSAI~のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2025 JTNEWS