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タイトル名 |
十二人の怒れる男(1957) |
レビュワー |
しったか偽善者さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2003-11-30 21:47:17 |
変更日時 |
2008-08-02 00:55:18 |
レビュー内容 |
ブラボー。パーフェクト。いまさらいろいろほめてもしょうがない大傑作ですがほめずにいられない。よく言われることですが、恐るべき脚本なんでしょうね。陪審制に関してですが、疑わしきは罰せずの原則や少数者保護の精神、証拠事実を大切にして議論を尽くし筋を通す姿勢などが不可欠の前提ですよね。そういうたてまえが十分に確保されていたら、ムカつく純粋培養エリート裁判官一人よりもそこらへんの十二人で判断する方がいい。私は陪審制賛成ですが、そういうたてまえが確保されそうにない今の日本で採用するにはプラスアルファがいろいろ必要だと思います。この事件の真相はまさに神のみぞ知るですが、神が有罪と知っていたとしても、陪審員が無罪としたのならこの少年は無罪なんですよね。だって人間の知恵では無罪としか考えられないんですから。長々と映画レビューで偉そうに自己満足で陪審制について書いてしまった。たまにはこんなのもいいことにしてください。 |
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