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タイトル名 |
日本沈没(2006) |
レビュワー |
goroさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2007-04-16 09:11:10 |
変更日時 |
2007-04-16 09:11:10 |
レビュー内容 |
新作を観てから旧作を観直してみた。なるほど、みんなの言うとおり、旧作の方がずっといい。新作はCGも使えて映像はレベルアップしているのに、作品全体がまるで幼稚なガキのつくった映画。これに比べれば旧作は大人のつくった映画で、特撮はCGもなかったのに、かえって現実感をただよわせているのは不思議だ。往年の東宝スタッフの実力を再確認させてもらった。それにラスト、旧作では日本人はかつてのユダヤ人のように世界の漂流民と化すが、新作では.......。無理がありすぎるうえに、これではまるで愛する同胞のために死んでゆく特攻精神の安っぽい礼讃とちがうのか? そうか、これはあの安っぽい活劇『ローレライ』の監督が作ったのだった。監督から俳優まで、この20年あまりのうちに日本映画もガキっぽくなってしまったものだ、と痛感しないわけにゆかなかった。 |
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