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タイトル名 |
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 |
レビュワー |
delft-Qさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2005-07-09 13:31:42 |
変更日時 |
2005-07-09 17:06:09 |
レビュー内容 |
30年近い年月を経てついに完結したSWオデッセイ。あのジョン・ウイリアムズのテーマ音楽とともにエンドロールが流れ、そしてすべてが終わった瞬間、必ずしも特別なSWフリークというわけではない私でも、感無量的気分になりました。封切り第1回上映だった館内からは、満場ではないものの拍手も湧き起こりました。 「エピ1」「エピ2」とクオリティが低下していた(と私は思う)だけに、最終作となる本作がいかがなものか半ば期待、半ば不安な心境で観賞しましたが、これまでいちばん人気のあった「エピ4」および「エピ6」に匹敵する水準だと思います。いや、全6作シリーズのなかで、もっともよい出来だったといっても過言ではないというのが私の評価です。 突っ込みどころは、もちろんあります。アナキンとパドメはなんであんなペントハウスみたいな家で生活できてるの?(笑)とか、いくら何でもあんなに溶岩の真上にいたら焼け死んじゃってるよとか、R2D2ちょっとスーパードロイドすぎない?とか。でも、まあ、そんなことはいいじゃないかと思わせるだけ、観客をグイグイ引き込む力があったと思います。 あえてケチをつけるとしたら、最高の見せ場であるアナキンの“転向”の描き具合があっさりしすぎたこと。もちろんパドメの命を救いたいという葛藤が説かれてはいましたが、マスターウインドゥを殺してすぐさま簡単に議長に「こんどは、あなたがマスター」とひざまづき、ひいては子どもたちをも虐殺しまくるというのは?でしたね。たとえば、子どもたちを殺すシーンそのもので、もっともっとアナキンの苦悩を描くなどしてほしかった(もっとも、子ども向けの要素が強い本作ではそんなことできないだろうが)。 ビジュアルエフェクトも素晴らしい進化を遂げており、大団円にふさわしい仕上がりでした。映画に求めるもの自体がSWシリーズと完全一致しませんのでこの点数ですが、私としては最大級の賞賛としての8点也を捧げます。なお、ベイダーの扮装をした人は見かけませんでした(笑)。
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