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タイトル名 |
スター・トレック/イントゥ・ダークネス |
レビュワー |
delft-Qさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2013-08-17 00:36:06 |
変更日時 |
2015-12-14 18:27:24 |
レビュー内容 |
前作から4年待って、ようやく見ることのできた本作ですが、残念ながら期待にそったものではありませんでした。その理由はいろいろありますが、まず、「イントゥ・ダークネス」というサブタイトルからイメージされるものとは内容がまったく違っていたこと。第二に、それと関係しますが、話のスケールが小さく、スペースオペラとして酔いしれることができなかったこと。舞台道具として宇宙や宇宙船が出てきても、しょせんは一人の人間の私怨の物語にすぎず、あまりにも小ぢんまりとしすぎています。第三に、今回はっきり認識したのはクリス・パインのカークはミスキャストだったと(私には)思われたこと。別にシャトナーのカークを踏襲する必要はありませんが、どうもクリス・パインのカークには知性を感じません。無鉄砲で直感的であってもカークには知性がほしいのです。熱演してはいると思うのですが。第四に、私は3D版で見たのですが、3Dの効果があまり感じられなかったこと。SF映画の3Dであれば、たとえば、ブラックホールにエンタープライズが吸い込まれつつあるシーンとかウォームホールが時空を連続していくシーンとか、スペクタクルな大画面をつくれたはずですが、実際には議論しているようなシーンが多く、3Dがあまり活かされていません。私が3D効果をもっとも感じたのは、皮肉なことに、パラマウントのマークでした。ほかにも、スポックやマッコイがあまり生きていない、オリジナルに悪い意味でこだわりすぎ、など気になることが多くありました。スタトレにあまり厳しい評価はしたくなかったのですが、この点数にとどめざるをえませんでした。 |
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