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タイトル名 |
汚れた血 |
レビュワー |
まぶぜたろうさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2003-12-07 12:52:04 |
変更日時 |
2003-12-07 12:54:13 |
レビュー内容 |
カラックスは子供のように、駄々っ子のように、ただ「映画が好き」「あの娘が好き」とだけ言い続ける。SF的設定も、ビノシュを抱えて道路を渡りたかっただけなのだ。“ライムライト”も、なんとか許してあげて欲しい。彼はただ「映画」と「あの娘」に近づきたいだけなのだ、欲望のままに撮ってるだけなのだ。しかし、「映画」も「あの娘」もそんなカラックスを決して愛してはくれない。どんどん離れていってしまうばかりだ。スピルバーグなら適当なところで折り合いをつけるかもしれない、それが大人の分別だから。でもカラックスはとことん子供なのでその術を知らない。「嫌い」と言われても「好き」と言い続け、一人膝を抱えるだけだ。文字通り、そして恥ずかしいほどの青春映画です。。傑作と言うには痛切すぎる。失恋した時に観るといいよ、きっと。 |
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