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タイトル名 |
将軍の娘/エリザベス・キャンベル |
レビュワー |
渚の肺から心臓さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2003-12-22 21:52:19 |
変更日時 |
2003-12-22 21:52:47 |
レビュー内容 |
この映画は罪深いです。原作はすごく面白いのに、 この映画はぶっちゃけたいして面白くないというのが そもそも問題なんですが、でもそれ(映画版はイマイチ)自体は よくある話です。じゃ何が罪深いかというと、 例えば、同じ「映画化したら面白くありませんでした映画」でも クージョみたいな映画だと、 後で小説を読むことで「おぉ、小説は面白いんじゃん!」とか思うこと が可能なんです。 ところがの「将軍の娘」は、原作は大変おもしろい娯楽ミステリー小説なんです。ミステリーなんですよ、一応。 「この娘を殺したのは誰か?」「この事件の動機は何か?」 といった謎解きが小説の主たる面白さなわけです。 ところがこの映画を見ちゃうことで小説を読む前にそこがネタ われしちゃうわけですね。 つまり、映画が面白くないからと思って後で小説を読んでも、 もう小説を面白く読むことが不可能なんです。 つまりこの映画、映画自体がつまらないことはまぁいいとして も、観た人間がその後で原作小説を面白く読む 楽しみも奪ってしまっていて、そういう面で点数以上にめっち ゃ罪深い映画だといえます。 |
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