|
タイトル名 |
ダークナイト(2008) |
レビュワー |
三毛たまさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2008-08-11 14:40:42 |
変更日時 |
2008-08-11 16:50:44 |
レビュー内容 |
こんな完成度の高い映画は久しぶりに見ました。レビューは↓の方々が書かれている素晴らしいレビューと全くの同感です。普段アメコミ系はちょっと・・・と敬遠される方にも是非オススメしたいです。ビギンズと同じくリアリティー描写が徹底されており、思わず冒頭は“これは犯罪映画?バットマンで間違ってないよな?”と思ってしまいました。アメコミヒーローを扱った映画を、ヒーロー万歳という娯楽だけではなく、“バットマンとジョーカーという表裏一体のキャラクターを使い、正義と悪の存在意義を視聴者である観客にまで問いかけてくる”といったレベルにまで押し上げた名作だと思います。ヒース・レジャーのジョーカーは言うまでも無く素晴らしく、劇中でバットマンに揺さぶりを掛けるのと同様、観ているこっちも憎たらしさにイラっときてしまいました(笑)。それはデントとレイチェルの拉致シーンの結末で頂点に達します。結果、バットマンシリーズで有名な敵キャラであるトゥー・フェイスをジョーカーの究極の作品にした点も非常に上手いですね。絶望的でありながらそれでも正義を求めるバットマン、そして一般乗客と犯罪者をそれぞれ乗せた最後の2つのフェリーでの人々の行動が、最後に救いを見せてくれた気がします。ノーラン監督はこのダークナイトでやりたい事は全てやったという事で続編は考えてないようですが、“その後のバットマン”がどうなり、人々はゴッサムシティ―のバットマンにどういう答えを出すのか?、最後の1本是非お願いします! |
|
三毛たま さんの 最近のクチコミ・感想
ダークナイト(2008)のレビュー一覧を見る
|