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タイトル名 |
セントラル・ステーション |
レビュワー |
眉山さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2022-10-18 03:55:43 |
変更日時 |
2022-10-18 03:55:43 |
レビュー内容 |
なんとも素朴な映画。もちろんCGなんか使ってないだろうし、IT機器なんてものもいっさい登場せず。そういうものが当たり前の映画を多く見ているせいか、まずその設定だけで新鮮な感じがします。 それから登場人物も暮らしぶりも素朴で荒々しい。生身の人間が、日々独力で生きていくことに必死な感じが伝わってきます。これが90年代末のブラジルなのか、それとももっと前の時代の描写なのかはわかりませんが、社会全体の貧しさゆえであることは間違いなさそう。 だからこそ、たまたま知り合った子供の面倒を見る決断は尊いし、道中で会った人の優しさは身に沁みるだろうし、宗教に心の拠り所を求める気持ちもわかる。そのコントラストが際立つ作品だと思います。そしてラスト、画面は寂しさで満たされますが、見ている側としては同時にホッとしました。 |
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