|
タイトル名 |
J・エドガー |
レビュワー |
眉山さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2015-11-13 18:22:43 |
変更日時 |
2015-11-13 18:22:43 |
レビュー内容 |
イーストウッド監督の作品としては、初めて「いい」と思いました。そう多く見てきたわけではありませんが、どうも同監督の作品は薄っぺらくて、安っぽくて好きではなかったのですが、これは佳作。コワモテな怪物として名を馳せた主人公も、ひと皮むけば弱い人だったという、その内面に迫った描き方がいい。単なる悪人としてではなく、かといって共感たっぷりでもない距離感が絶妙です。監督がいいというより脚本が優れているのかもしれません。 ラストのニクソンによる表向きの演説と裏側の所業の対比も、なかなか強烈ですね。こういうシーンを見るとゾクゾクします。所詮人生なんてこんなもの、と達観したくもなります。ナオミ・ワッツの徹底したクールぶりにも、別の意味でゾクゾクしましたが。 |
|
眉山 さんの 最近のクチコミ・感想
J・エドガーのレビュー一覧を見る
|