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タイトル名 |
弁護人(2013) |
レビュワー |
眉山さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2021-09-02 02:27:57 |
変更日時 |
2021-09-02 02:27:57 |
レビュー内容 |
さすが、人情の機微を心得た浪花節なストーリー展開。前半の緩い雰囲気からだんだん緊張感を高め、終盤に恐怖→高揚→絶望→希望とジェットコースターにようにたたみ掛けるあたり、もう見事としか言いようがありません。ここでのレビューの少なさが意外なほど。 ただし、「史実に基づいた話」とのこと。それにしても全斗煥政権の描き方がひどすぎませんかね。やたら暴力的で理不尽で卑劣で、軍も警察も司法もすべてグルだったとすれば、何一ついいところはありません。本当にこうだったと言われれば、何も知らない私は「ああそうですか」としか言えませんが、もしかすると主人公を極端に輝かせるために、当時の政権を史実以上にデフォルメしたり捏造したりして悪く描いているんじゃないかなと。 もちろんエンタメなのでそういう部分はあって当然ですが、かの国の場合は歴史認識においてもそういう傾向があるので、一抹の恐ろしさのようなものを感じます。レビューが少ない(≒見た人が少ない?)のも、それを薄々感じ取ったからかなと。 |
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