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タイトル名 |
ブルークリスマス |
レビュワー |
眉山さん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2024-12-29 01:48:51 |
変更日時 |
2024-12-29 01:48:51 |
レビュー内容 |
宇宙から飛来者が表れたら、人類が一致団結して戦おう、もしくは使命感に燃える絶対的ヒーローの活躍に期待しようというのが一般的なハリウッド流だと思います。それに対してこの作品は、飛来者を追い払うどころか各国の為政者が便乗して陰謀を巡らし、権力基盤の強化に動くらしい。かなりの変化球ですが、それにしてもすごく無理があるように思います。 ホロコーストに象徴される民族浄化の動きを暗に批判しているようですが、いわゆる民族と、知らないうちに勝手に血の色を赤から青に変えられた一群とでは根本的に違います。いわばコロナ感染者を片っ端から抹殺するようなもので、そんな為政者が支持を集めるはずがありません。 それに何より、得体の知れない飛来者に対して何ら策を講じないところがすごい。打つ手なし、という設定なんでしょうか。それならいくら青い血を抹殺してもキリがないわけで、そのうち人数が逆転するか、または殺し合って人類全体が滅亡するかのいずれかでしょう。世の為政者もそこまでバカではないと思いたいところです。 |
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