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タイトル名 |
メランコリア |
レビュワー |
no_the_warさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2012-04-13 23:02:02 |
変更日時 |
2012-04-13 23:02:02 |
レビュー内容 |
監督はジャスティンに救済の最期を与え、クレアに苦痛と恐怖の最期を与えた。うつ病のジャスティンに、自分自身を投影したのかもしれない。でも僕は、ジャスティンなりに勝ち取った最期だったのではないかと感じる。 風邪をひいて熱が出る。なぜ熱が出るかというと、悪い菌を殺すためだ。怪我をして傷ができると、白血球が集まってきて膿ができる。ストレスを感じたら、酒を飲んだりスポーツしたりブログ書いたりして精神を安定させようとする。このように、生命を安定的に維持させようとする我々は、なんらかでそれが脅かされたとき、バランスをとろうとして何かを作動させる。 つまり、うつ病ってのももしかしたら、傷ついたメンタルに対してバランスを保とうとする機能なのかもしれない。 だとして、ラースフォントリアーはその機能を自己肯定するために、ジャスティンに安らぎを与え、対照的なクレアには恐怖を与えたのだ。
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