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タイトル名 |
草原の輝き(1961) |
レビュワー |
バチケンさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2004-12-15 20:50:49 |
変更日時 |
2004-12-15 20:50:49 |
レビュー内容 |
子どもを通じて自己実現をしようとする親。いつの時代も変わらないんですね。油田開発で裸一貫から成功した父親は息子に、自分が得ることのできなかったアカデミックステータスを与え自己実現を図ろうとする。姉の分まで期待され、自分の意思で人生の選択をすることができなくなったバッドに同情してしまいました。ディーニーも母親によって貞操観念を刷り込まれ、性に対して罪悪感を持つまでにいたる。ニューヨークで父親がショーを見ながら息子に対して発する贖罪の言葉、病院から出てきた娘にいう母から言う自分の子育て方に関する贖罪にツーンとくる物がありました。戻すことのできない過ぎ行く時間の流転、感性が敏感すぎる青春という二度とない時間の輝き。名作です。 |
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