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タイトル名 |
Fukushima 50 |
レビュワー |
3737さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2021-04-19 23:45:37 |
変更日時 |
2021-04-19 23:50:36 |
レビュー内容 |
日本の危機、世界人類の危機を守るために尽力された現場の方々には感謝の念を贈り賛辞したく思います。 作品としても、彼らの奮闘シーンをメインとし、地震・津波・爆発映像に特化せず、過剰な演出を見せなかった点は良き点だったかなと思えます。
ただ余計な見方として、どうしても気になってしまったのが内閣総理大臣:佐野史郎のキャスティング。当時の総理大臣:菅直人の容姿と雰囲気からしたら今回、官房長官役をやっていた金田明夫のほうが適任だったのではないかと思えます。そもそも異質な俳優:佐野史郎をなぜ日本のトップに置き据えた? ミスキャストじゃないかな。 どうしてもそこが気になって。
ただそれを考え出すと、現実世界で、もしも、この震災当時の首相が菅直人以前の鳩山由紀夫の時だったらもっとヤバかったんじゃないか、もしくは菅直人以後の野田佳彦の時だったら、更にヤバかったんではないか 東日本はどうなっていたのだろうか はたして日本は大丈夫だったのか?とか、この時たまたま民主党政権化の時に起きてしまった緊急事態だっただけに、はたしてこれが自民党政権化の時だったとしたらどう対処されていたのだろうか とかいろいろ今さらながらにして派生的な考えが巡らされてしまいましたね。 そんな意味では、あの日あの時の福島で起きていた事態の回顧、その後事態はまだ収拾していなく、解決する気配すらまだないわけでありますが、十年経った今、今一度この時の危機状況を思い起こしてみるという良いタイミングだったのではないかと思えます。
緊急時に断を下すトップの存在、まともな存在であってほしいものです。でもそんなことを考えてみると、やはり、日本のトップ役が佐野史郎とはこれいかに。 でもこの作品を後に目にした当事者の菅直人さんは本作の出来について、リアリティがあっていいんじゃないかと満更でもない様子で公式の会見で述べていらっしゃったようですね。だからなにってわけではないですが。 |
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