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タイトル名 |
処女の泉 |
レビュワー |
3737さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2017-12-14 22:07:52 |
変更日時 |
2017-12-14 22:07:52 |
レビュー内容 |
静かに復讐への準備を整え そして怒りを解き放つ瞬間のカタルシス。 そして父親の怒りは一瞬の迷いを見せながらも勢いに任せて少年にさえ怒りを向けた。そして命途絶えさせたが後悔さえしない。 一方、母親の怒りは夫に全てを任せながらも年端の行かないその少年だけは傷つけるのを勘弁してあげてと願い、その後の安否を気遣い そして結果涙した。そこに女性としての性を見た。 そんな悲しき修羅場見せつけられてしまったわけですが、私個人としては、あの少年を生かすか殺すか あの場面において大きな関心を得ました。そして結果命奪ってしまった事は悲しい事ですが、犯罪者の弟としてあそこで情けをもらい例え生き延びたとしても兄二人を失い、それはきっと辛い生き地獄となるのであろうことから、少年にとってはあれでよかったのじゃないかと思えた。しかし、どっちにしろ悲しき少女は報われないわけですが。 |
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