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タイトル名 |
ゴジラ(1954) |
レビュワー |
うさぎさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2004-10-05 13:26:29 |
変更日時 |
2004-10-05 13:28:04 |
レビュー内容 |
この初代ゴジラは水爆の化身として描かれていた。 その最後は水爆よりも更に恐ろしい新兵器によって滅ぼされる。 これならいい。これなら筋が通ってる。 しかしながら、水爆の化身であったものは、宇宙からの侵略者の圧倒的軍事力の前には もう一度登場せざるを得なくなるのだ。そして子供たちにも人気者になる。 善となっていく。これだと水爆も使いようによっちゃ、いいものじゃないの?という思想になってしまう。 平成になってそれじゃいけないと、またゴジラを悪役にしてしまったが、 どっかおかしい。なにかモヤモヤが残ってしまう。どっか軽いのですよ。 やっぱりどっかアイドル化・ヒーロー化してるのだ。 水爆の化身がアイドルになっていいのだろうか。 しかしながら、この特撮はすごい。SFXというよりは、職人の工芸品を見てる感じだ。この重量感、存在感、完ぺきなフォルムは、50年過ぎた今になっても 超えられてない。映画界も職人がいなくなってしまったのかもしれない。 ちなみに円谷職人特撮は、その後のラドンで最高潮を迎えると思ってる。
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