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タイトル名 |
オズの魔法使 |
レビュワー |
veryautumnさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2004-01-08 15:17:13 |
変更日時 |
2004-01-26 12:30:48 |
レビュー内容 |
まるで宝石箱のような色の洪水は色を表現できる喜びに満ち,歌の質の高さは音を表現できる喜びに満ちている。童話「お菓子の家」が現実だったら...と夢想した人は多いだろうが,その夢のような映画。どのシーンも恐ろしいまでのクオリティの高さであるから名シーンをあげればきりがないのだが,強いてあげれば私のお気に入りはドロシーが黄色いレンガの道の突端につま先をおろし,オズへの一歩を踏み出すシーンだ。彼女が画面を旋回しながら歌い踊るとき,未知なる旅への高揚感が私の胸にも沸き起こってくる。あのダイナミックな躍動感と,らせん状に昇っていく高揚感こそが「オズ」の魅力そのものだと思う。ストーリー,キャラクター,歌,踊り,美術....どのシーンも良く考えられていて手抜きが全くない!「空前絶後」とか「前人未踏」という形容は,正にこの映画のためにあるのではあるまいか。「求めるものは既にある」というメッセージも素敵。 |
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