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パルプ・フィクション - 神谷玄次郎さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 パルプ・フィクション
レビュワー 神谷玄次郎さん
点数 10点
投稿日時 2004-03-21 02:59:52
変更日時 2004-03-21 03:01:10
レビュー内容
トラボルタの卑猥な目つきが嫌いだった。サミュエルLジャクソンの垢抜けないところが好きになれなかった。ハーベイ・カイテルの不器用さだけを売りにしたキャリアに物足りなさを感じていた。クリストファー・ウォーケンのお高く止まった感じが鼻についていた・・・。この映画を見て、彼らが大好きになった!とにかく、登場人物が生き生きしている。それぞれのエピソードを時系列に並べず、おそらく順序は最後だと思われる、人々の結末が見える部分を話の真ん中に織り込み、ロール状に組みたてたことが功を奏して、登場人物がいつまでたっても死なない、永遠のものとして存在しているかのような状況を醸し出している。映画を心に残るものにするために、ハッピーエンドの後を自由に想像させる映画はよく見るが、内側に未来が練りこまれて、しかも終わっていない映画というのは珍しい。たとえば12モンキーズなどは、輪廻ではあっても、始まりと結末が見えているので、その中で話は完結してしまう。この映画は本で言うならば、新たなエピソードを、新たな「折」としてボンボンと放り込んでいける可能性を秘めている。多分これからも繰り返し、好きなシーンをパラパラとめくって見ていくことだろう。その辺にポイと置かれた三文小説のように。余談だが、スティーブ・ブシェミが出演していると聞いていたので、どこに出ているのかと見ていたが気がつかず、最後のクレジットでやっと分かった(笑)
神谷玄次郎 さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2004-07-15サクリファイス107.29点
2004-07-10ビッグ・リボウスキ66.65点
2004-05-01デス・トゥ・スムーチー66.38点
2004-04-18イングリッシュ・ペイシェント96.40点
2004-04-01L.A.コンフィデンシャル77.46点
2004-04-01ベニスに死す57.38点
2004-03-21シャイニング(1980)57.38点
2004-03-21バリー・リンドン97.26点
2004-03-21パルプ・フィクション107.70点
2004-03-15テルマ&ルイーズ66.39点
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